技術経営(MOTとも呼ばれる)

イノベーション

イノベーションを起こすことが出来れば、新しい価値を提供できる

製品自体・・プロダクトイノベーション

生産過程・・プロセスイノベーション

生産と同じように、イノベーションにもライフサイクルがある。

不確実→拡大→成熟

新技術は、不連続に移行していく

持続的イノベーション改良・既存向けインクリメンタル
破壊的イノベーション新しい価値・新規向けラディカル

イノベーションを起こした前の世代のリーダー企業は、新しいイノベーターである破壊者に対応できない。なぜならイノベーションの技術は不連続であるから。

→イノベーションのジレンマ

製品アーキテクチャ

部品をどう組み合わせて製品にするかという構想。2つの型がある。

・インテグラル型

すり合わせ型と呼ばれ、すりあわせをしながら開発する。出来る製品が最適化していてまとまりがいい。模倣困難だが、進化の調整に時間がかかる。

例・自動車などや冷蔵庫など

・モジュール型

完結した部品を、インターフェイスでつないで製品にする。多様な組み合わせがあり、独自で進化できる。モジュールの進化で製品も進化する、欠点としては、無駄が多い。また、モジュールメーカーは、公開されている仕様や規格に応じて開発しているので、インターフェイス進化に時間がかかる

モジュールを提供する企業とネットワーク構築すること→オープンアーキテクチャ戦略

例・パソコンなど。

デファクトスタンダード

業界で独り勝ちする商品。市場の自由競争の中で、事実上の標準になったもの。公的な標準になったものは、デジュリスタンダードという。デファクトスタンダードが発生しやすい業界は、ネットワーク外部性が働く業界。

※ネットワーク外部性 そのサービスの利用者が増えるほど、一人あたりのメリットが高まる(例・電話を持っている人口が増えると、電話の価値があがる。)

ベンチャー企業

ベンチャー企業には、四つの成長期がある。

  • 1.シード期  起業前の準備段階
  • 2.スタートアップ期 事業が軌道にのるまで
  • 3.急成長期
  • 4.安定成長期

この時につきあたる課題は、以下のように表される。

魔の川(デビルリバー) 基礎研究から開発段階に進む際、ニーズはあるが、製品化が困難という障壁。

死の谷(デスバレー) 事業化へ進むための障壁。量産化や販売準備に対して、採算が見込めない。

ダーウィンの海  販売網を整備し、競合に打ち勝って、軌道に乗せていくまでの障壁。

提携戦略

ネットワーク組織・・複数の企業が集まって、バーチャル組織として競争

戦略的提携・・共同で合弁会社(ジョイントベンチャー)や共同開発(産学官連携・大学ベンチャー) また、クロスライセンスなど、特許の権利者にライセンス料を払わずに、相互に利用できるようにする。

プラットフォームビジネス・・取引の場を提供する。最近増えている。マッチングサイトやオークションなど。

産業クラスター・・ポーターが提唱・。地域の産業ネットワーク(シリコンバレーなど)に属していると、競争だけでなく、切磋琢磨してイノベーションが生み出され、地域としての競争優位を築いていく。

国際化戦略

国際化する段階

  • ・輸出入
  • ・海外生産
  • ・市場立地型投資
  • ・グローバル化

出資形態によるリスク

出資形態が単独出資の場合、経営をコントロールできるが、出資が多くなる。

合弁企業  出資抑え、パートナー企業の資源が利用できるが、模倣される可能性もある →守秘義務や模倣禁止などの取り決めをすることが多い。

立地リスク

活動の効率と連携が行える。また、カントリーリスク(その国特有の社会的な事業)に注意する。

CSR

企業の社会的責任のことを指す。企業は利益追求だけでなく、様々なステークホルダーに貢献する責任がある

・ディスクロージャー

ステークホルダーへ情報を開示すること。

財務諸表、有価証券報告書、インベスターリレーションズ(IR)

・コンプライアンス

法令順守や企業倫理

産地偽装など信用を失うと、市場から撤退するはめになる場合もある

・コーポレートガバナンス

企業統治と訳される。企業は誰のもの?経営者の独断を防ぐもの。

日本では、経営者や従業員のものという意識が強い。

手段・・社外取締役、内部統制、委員会設置会社

国の違いによる会社の特徴

日本・・会社は経営者のものであり、取締り役は社内から。外部チェックが働きにくい。良い点は、長期的な施策が出来ることだが、経営環境のグローバル化により環境が変わっている。

米国・・取締り役は、株主のために経営陣を監視する。

一見米国のほうが良く感じるが、欠点は、株主利益の追求のために短期的な目線になりやすい。

オープンイノベーション

一企業の枠組みを超え、外部の知識や技術を活用してイノベーションを生み出す方法。

  • 異業種間の企業連携
  • 産学官連携 企業と大学と政府
  • 大企業とベンチャーの共同開発

⇔クローズドイノベーション

背景

  • グローバル規模で競争が激化
  • ニーズや技術の変化のスピードが加速

狙い

外部と協力していち早くイノベーションを起こす。

ベンチャー企業

課題は三つ

基礎研究→  開発→ 事業化 → 産業化

  魔の川 死の谷 ダーウィンの海

・Jカーブ効果

ベンチャー企業のキャッシュフローの推移を描いた曲線

(図)

最初の資金調達(Jカーブのマイナスのあたり)が必要

キャッシュフローは、事業化するまでマイナス

☆開発、生産、販売が順調にすすまないと資金が尽きる

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